家族のため。

2012-02-04

つい先日ひょんなことから、
母が世界ふれあい街歩きというテレビ番組をずっと録画していることを知りました。
私は自宅のDVDデッキをさわることはないので、全く知りませんでした。
母は「老後のたのしみ」といって、その番組をDVDにうつして、保存していました。

そのときふと、
母は昔から、海外の風景がうつしだされるテレビ番組をよく見ていたことを思い出しました。
ほんとは、いろんな国に旅行とか行きたかったのかな・・・。
結婚し、子供が授かり、わたしたち兄妹の母になった彼女は
その後の人生、すべて子供のためだったんじゃないかと。

自分のために生きてきた30年間、これから先の人生は家族のために生きるのだろうか。
そしていつかわたしも母のようになれるだろうか。
母は自分を犠牲にしてきたのではないかとも思ったりもしたけれど
今はそうではないと分かる。
彼女の愛情は、見返りのあるものではないから。
それが、彼女にとってのしあわせのかたちであって、ただそのかたちが変化していくだけのことだと。

わたしのしあわせのかたちも、これからも変化していくのかな。

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