le 19 Octobre（前編）：さらばストラスブール

2011-10-19

朝6時。
荷物がなくなるという悪夢にうなされて目覚めました。
実は3時くらいにも起きた。。
特に寂しい思いもせず、ぐっすり寝てるつもりだけれど、
外国だから、やっぱり心のどこかで不安があるのかも？

窓を開けたら生憎の雨…
しかも、外は6度…
気分が滅入りつつも、身支度。

二泊したこのホテルとも今日でお別れのため、
またあの大量の荷物をスーツケースに詰めなきゃ…
大半がフランスのお友達へのプレゼントだから、いずれなくなる荷物なのですが。。

荷物を詰め込み、ロビーに降りる。
傘を持っていなかったので受付のマダムに「どこか近くに傘が売ってないか」と聞く。
しばらく考える。
フランス人は少々の雨なら傘をささない人が多いせいもあって
日本みたいにどこでも傘が買えるなんて状況ではないらしい。
悩んだ末に、この先の店で2euroで売っているというので
マダムの傘を借りて行ってみるも、場所が分からず。
また戻って、場所を詳しく聞くと、”2euro”はお店の名前でした…（笑）

結局”2euro”はお休みだったので、少し遠くのショッピングセンターまで買いに行く。
それにしてもどうしてフランス人はあんまり傘をささないのだろう。
もちろん差してる人もいるし、雨の量にもよるんやけど
圧倒的に日本人より、傘さしレベルが高い。
結構な雨なのに、フードかぶって終わり。
しまいには傘片手にもちながら、ささない人も。
不思議。
この温度で雨に打たれたら絶対風邪ひく。
身体が強いの？

そんなこんなで無事6.5euroで傘を買って、ホテルに傘を返しにいき、いざ出陣。

それにしても寒い！
手がかじかんでおかしくなりかけたとき、
ストラスブール大聖堂が見えてちょっとテンションがあがる。

通りすがりのパティスリーのショーウィンドに
この地に来たからには食べたいと思っていたクグロフがあったから、
奥まったサロンに入る。

中にはいると結構落ち着いた雰囲気で、ご年配のムッシュやマダムがたくさん。

クグロフ、すっごくおいしかった！
アルザスでいうクグロフはイースト菓子なので
小さいパンという感じで朝ごはんにぴったり！
刃のギザギザした（こんな表現ですみません）ナイフが一緒についてきました。
ちょうど良いサイズ〜。
暖もとって、再びうろうろ。

この町もコルマールのような古い町並みが残っていて歩いているだけで楽しい！

しかもいくつかかわいいモノを見つけた！
ベビーギフトに同梱させてもらえたらかわいいかなーと思った
コウノトリが赤ちゃんを抱いた置物とか（コウノトリはアルザスの名物）、
パニエの陶器の置物とか。
気持ちが満たされた！後日web shopに載せます。お楽しみに！

また、springelre（スプリンジェール）のお菓子の型も買いました。

アルザス以外のフランスではpain d’anis（パン・ダニ）と呼ぶお菓子です。
バターを使わないので日持ちがする素朴なお菓子です。
南仏のお菓子でよく使うアニスをつかうのが特徴的です。
前からこの型は知っていたのですが、国内で売っているこの型は、
5cm四方ほどのサイズのものでも4,000円ほどするのでビックリしていたのですが
フランスでも、サイズの割には高級でした。
でも飾っているだけでも繊細でかわいいので少しだけ買付け。
探してらっしゃった方がいらっしゃればいいけれど。
mignonne にも同じものを買いました＾＾

本も欲しかったけど、パリにもあるだろうと断念。
21日以降はずっと同じアパルトマンに滞在するので
買い物し放題？だけど、いま買うと持ちきれないし、
すでに重すぎる荷物の移動と、寒さで、肩と腰が悲鳴をあげているので・・・。

今日の嬉しかったこと。
お店で少し質問したりすると、
フランス語話せるのねと言ってもらえたり、ショップカード交換したりした。
こういうやりとりは、一人で行ってるからならではな気がする。
充実。

午後になり、ホテルにスーツケースを取りに戻り、
ストラスブール駅に向かう。
ホテルのロビーに傘を忘れたことに気づいたけど、
戻って、電車に乗り遅れたらシャレにならないので諦める。

TGVに乗って、パリに向けて出発。
電車に乗り込む時、自分から助けを求めた。
笑顔で「もちろん！問題ないよ！」と言ってくれる。
日本男児にはあり得ない受け答えなんだろうな。
まず「もちろん」ということばは出てこないと思う。
国民性を感じる。

10/19後編につづく・・・
つづきはコチラ

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早速帰ったら pain d’anis 作ってみよーっと。

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